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温暖化と黒潮異変により一年中、黒潮本流が当地直近を流去しているため高水温で海草・海藻が壊滅し主漁業であるイセエビがかつてない不漁となっております。通年、暮れには海の表面水温は16～18℃なのに昨日は22℃。泳いでエビ網を仕掛けるので温かくて楽なのですけれど、テングサも消滅しつつあり当地の潜り漁業は風前の灯火なのか？ 多幸湾三浦港内の海底はサンゴ礁となりつつあり、このままイセエビが絶滅すると冬場はなにを獲れば良いのやら…。

15m潜るのは楽勝でしたが加齢とともにしんどくなってまいりました。一日数回ならいざ知らず複数のエビ網を揚げながら頻繁に潜るとなると大変なのです。しかもイセエビが掛かっていないと余計に疲労感が…。

泳いで回収したエビ網を縛って一旦、障害物のない海底に沈めておき、後から船で回収します。無風なので接近操船が楽でした。

前浜港周辺に設定されている禁漁区域のイセエビが四年振りに解禁となり昨日14時に出港・網入れで今朝五時半に網上げでした。まずまずの漁でしたが禁漁区エビ網はプール制となっておりエビは全て市場行きであり豊漁・不漁、頑張った者も手を抜いた者(笑)も平等に分配されます。