原発作業員“被ばく隠し”の実態を追跡!福島第一原発で何が…「下請けは線量が高くなってオーバーすれば切られますから
なるべくだったら線量を低く抑えなければいけない」
「これは全国の原子力でやってるんじゃないですか
線量隠しの不正もやっちゃうんですけど
低い線量で与えられた仕事をきっちりやったっていうのは
これは成績であり評価なんですよ」
「パンクしたらアウトです、そこでアウトです
少しでも限りなく低く見せといて
自分の線量を守れば継続的に仕事がもらえる」
「5次6次7次と下に行けば行くほど
そういうのあるかとは思います」
作業員の勤務表を見ると
休みの日には「休」と書かれている
では、「―」横線は何を意味しているのか
その勤務表の人物に直接問うと
「ほぼ線量が一杯一杯になってきて、それで
いつおまんま食いっぱぐれるか分からない
(線量計を)受け取ってから道具を取りに行くので
取りに行った時に入れていく
特定の缶の中とか蓋付きの缶の中とか
誰も見ないような自然な入れ物を見つけて
人間切羽詰ると何でも考える
下請けは線量が高くなってオーバーすれば切られますから
下手したら7次8次ぐらいまでいけば
もう本当の使い捨てですから
線量いったらもうお疲れ様でしたと言われて
また次の新しい人が入ってくる
(代わりの仕事はなく退職)
(妻も)知ってます、50ミリ超えているのは
とにかく検査を受けろと
何でもいいから検査を受けて
本当に大丈夫なのかを確認しろと
やはり次は子供ですね、子供できるのかと
メーカーさんが高線量の所はとにかく嫌がるので
実質的な子会社に全て押し付けて
更に下請けがそういう仕事をやる」