イー・アクセス、種野COOが社長に昇格-千本氏は会長兼CEO~島田雄貴事務所(2004年12月16日)島田雄貴ITジャーナル~イー・アクセス、種野COOが社長に昇格-千本氏は会長兼CEO <2004年12月16日> 非対称デジタル加入者線(ADSL)大手のイー・アクセスは2004年12月15日、種野晴夫代表取締役COO(最高執行責任者、56)が社長兼COOに昇格する人事を発表した。千本倖生社長兼CEO(最高経営責任者、62)は会長兼CEOに就任する。いずれも2005年1月1日の就任予定。イー・アクセスを創業した千本氏は代表権を持つCEOを継続するため、千本氏主導の経営体制は実質的に変わらない。ただイー・アクセスは携帯電話市場への参入など事業拡大を目指しており、種野氏の昇格により経営体制全体の強化を図る。 日本電信電話公社(現NTT)出身の千本社長は1984年に稲盛和夫京セラ名誉会長とともに第二電電(現KDDI)を設立。1999年にイー・アクセスを創業し、イー・アクセス社長兼CEOに就任した。 ADSL回線のホールセール(卸売り)業であるイー・アクセスは、マザーズ上場からわずか1年後の2004年11月に東証1部に上場。会社設立5年での1部上場は過去最短で、2006年度には携帯電話への業容拡大も目指している。 創業社長の千本氏はCEOを継続しながら新設する会長職に就き、ナンバー・ツーの種野氏を社長に昇格させて事業拡大に備えた経営体制を敷く。 種野氏は日本電信電話公社出身で、第二電電の設立にも参画するなど千本氏の信頼は厚い。 http://ijoynt.com/