安泉寺.mp4安泉寺
創建年代不詳。古来村の念仏道場であったものが、徳川時代初期の寛文7年(1667年)に真宗大谷派末寺となった猪飼村固有の寺。村の中央部、鶴の橋60m北東にある。安泉寺は、徳川時代、村内の戸籍を預かり、寺小屋を開設していた。明治5年(1872年)に猪飼野小学校となり、明治20年(1887年)に平野川対岸の木野村小学校(宗玄寺も開設)と合併して、鶴嘴尋常小学校が建設されるまで村内のこどもたちの教育にあたって来ました。現在の本堂と庫裡(くり)と併せて大正14年(1925年)春、住職檀信徒協力して全面的に改築したもので、南面を西面本瓦葺に変え、太鼓楼を廃し、鐘桜門とし、井戸屋型手洗所を附属した、鐘桜門は木村権右衛門氏の寄贈による。平成6年(1994年)に至って、境内南西隅にあった猪飼野若中会館を、村内南50mの場所に移築し、老朽化した庫裡を廃し両跡地に安泉寺門戸会館と庫裡を新築し、本堂の全面補修を実施した。
所在地:大阪府大阪市生野区桃谷3丁目16番26号