B、C級戦犯達の記録・証言Ⅱシンガポールのチャンギプリズンで教戒師の田中日淳氏が「元気で行ってらっしゃい。元気に行ってきます」と言葉を交わして分かれたBC級戦犯達の遺書124通を公開する。主に冤罪で、上官をかばったりして亡くなっていった。その中で、ある戦犯の子供さんに向けた遺書の中で、こんな一文がある。「父は明日、絞首台のつゆに消える。父は何もやましい事はしていない。ただ、敗戦の犠牲者である。敗戦の罪を国民の誰が負うべきか?後の世に答えが出るだろう!」。しかし、彼の願いは叶わなかった。戦争を遂行した官僚や軍上層部の腐った右翼指導層達が、自分達の犯し魔過ちを人々の前からことごとく消し去ろうとしたからである。その代表例が文部科学省の教科書検定である。彼らに不都合な歴史敵事実がことごとく隠蔽された。そしてその仕上げに、自虐的歴史観と言う言葉を創造して、歴史を解明しようとする心正しい人たちを社会の隅に追いやって行った。これが、日本の闇の正体である。この闇は次の3つの勢力から構成された。右翼の官僚・代議士達・暴力団である。