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2024年10月5日。ＪＲ東海のリニア計画での「南アルプストンネル・山梨工区」（山梨県早川町）での鈴木康友・静岡県知事と長崎幸太郎・山梨県知事とによる視察が実施。メインは「高速長尺先進ボーリング」によるトンネル湧水が「管理値」（1秒で50ℓ）を越えているかの確認だった。「今のところ」、管理値に収まっている。

韓国人の若き映像作家の金明允（キム・ミョンユン）さんは日本の映画大学を卒業後、そのまま東京の映像制作会社に入社したが、学生時代からリニア中央新幹線の問題に関心を抱き、リニア沿線各地を回っていた。特に、南アルプストンネル工事の最前線となる長野県大鹿村の釜沢地区に密着取材をして、その自然に抱かれる生活と、それを脅かす開発との間で揺れ動く住民の感情と対峙してきた。完成したドキュメンタリー映画が「大鹿村の＜パラム＞」である。その予告編。