千本ゑんま堂念仏狂言「えんま庁」 地獄のえんま大王を祀っている「千本ゑんま堂」こと京都・引接寺。
そこに伝わる念仏狂言。
その演目のひとつ「えんま庁」です。
地獄のえんま大王と書記官の前に引きずり出された亡者が、最初は鬼にいじめられてますが、亡者の生前の行状を記した巻物によって、この亡者が善人だったことが証明され、地獄の鬼も手出しができなくなって、最後は無事に極楽へと送られる。
そんなストーリーです。
この念仏狂言の公演では、最初に上演される演目です。
ゑんま堂念仏狂言の特徴は、現代でもわかりやすい台詞がついているのが他の念仏狂言と違うところですが、この演目と「芋汁」という演目だけは、台詞がありません。
なおこの時、演者が4人とも小学生だったという話です。