大間原発:原子炉から300mの民家あさこはうすが問いかけたこと大間原発の原子炉炉心からわずか300メートルの所に民家が建っている。
あくまで原発反対を貫き、買収に応じなかった方の家だ。
家に辿り着くまで両側にフェンスが延々と続いている。
私はこの光景を他の場所でも見た。
パレスチナ西岸のユダヤ人入植地に囲まれて暮らす家の人達は、
自宅まで両側にフェンスが延々と続いているという全く同じ光景を。
やはり人間、最後の最後は“意地”なのかもしれない。
“意地”でも屈服しないぞという。
それを支える確かな信念なしにはありえない。
原発反対という信念が正しかったことは既に証明されている。
福島で農業を破壊し、産業を破壊し、多くの人々の故郷を奪った。
チェルノブイリの多くの人々が二度と再び自宅には帰れなかった。
福島でも多くの人々の故郷を奪った。
一時帰宅はあるかもしれないが、それでも故郷を奪ったことには変わりない。