驚異の記憶力発見されたのは1887年。膨大な量の書籍を一回読んだだけですべて記憶し、さらにそれをすべて逆から読み上げるという、常軌を逸した記憶力を持った男性が最初である。命名者とされるイギリスの医師J. ランドン・ダウン(en:John Langdon Down)は、その天才的な能力をもつにもかかわらず、通常の学習能力に先天的な障害を持っている彼らを「idiot savant」(イディオ・サヴァン=賢い白痴)と名付けた。後に"idiot"が差別的な意味を持っていることから、「サヴァン症候群」と改められた。語源となったのは「賢人」を意味する フランス語: savant である。