上祐史浩:プライドの効能と弊害、それを超える瞑想法:2016年9月11日 72min 1.プライド・自尊心・優越感・勝利への欲求
人には、生来、プライド・自尊心・優越感・勝利の欲求(劣等感への嫌悪)がある。それは、少なからぬ場合に、他との切磋琢磨などを通し、人を成長させる面がある。人類の進歩もそうであり、競争による成長を図る現代社会の根本的な原理でもある。
2.過剰なプライドなどの弊害
しかし、過剰なプライドは、1.他に優位を立てず、他に劣等感を感じる場合に、他から逃避する(引きこもる)、2.自分をよく見せるために嘘をつく、偽装する、3.他に理不尽な攻撃する(自分の問題を他に転嫁する)といった問題が生じさせる。よって、仏教では、プライド・優越感への欲求や、その裏側の妬み・自己嫌悪は、「慢」などと呼んで、煩悩の一種と位置付けた。アドラーの心理学でも、劣等コンプレックス(引きこもり)、優等コンプレックス(他の攻撃的な姿勢)などとして論じられている。
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