詩の朗読ー「真年」(人生の後半をどう生きる) 真 年
佐 藤 光 男・ 作
真年とは、人生の後半の期間を言うのだ。
真年の真は混じり気がなく、自然のまま。、ありのままに人生を歩むという意味がある
。
このような生き方こそ、高齢化社会を迎える我々の目指すものだ。 真年は老年と対比して、どのような違いがあるのか。
これを身体面では
◎年を重ねると病弱となり、老衰し、耄碌し、体力が落ちるのはやむをえないと考えるのが老年だ。
◎これに対し、真年では、年を重ねても健康であり、気力もあり、かくしゃくとしており、体力も鍛えることにより、若返ることもできると考える。
生活面では
◎これからの人生は、余分なもので、余生を送ると言い、頑固で、保守的で、消極的で、生きがいやゆとりもなく、思いで話に明け暮れ、もう歳だからと、あきらめているのが老年だ 。
◎これに対し、 真年では、これからが本当の人生と考え、本生を送るといい、前向きで、好奇心が旺盛であり、遊び心ユーモアがあり、決して後ろを振り変えらず 、年齢イメージに縛られないのだ。