協議すると言うだけの腰抜け総理で、中国設置ブイ既成事実化! K尖閣周辺の中国のブイ、岸田首相「日中各レベルで協議」 立民・泉代表の批判に
2023/11/21 15:53 産経
衆院予算委員会で立憲民主党の泉健太代表(左から2人目)の質問に答弁を行う岸田文雄首相(右)=21日午後、国会・衆院第1委員室
岸田文雄首相は21日の衆院予算委員会で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の日本の排他的経済水域EEZに中国当局が設置した大型ブイに関し、立憲民主党の泉健太代表から日本政府による撤去を求められ、「(日本時間17日の)日中首脳会談で撤去について私から具体的に指摘し、各レベルで協議を続けていくことを確認した」などと述べるにとどめた。
泉氏は、9月に日本政府が即時撤去を求めた後も放置されていると指摘し、「日本の側が撤去しなければならないのではないか」「話し合いをずっと続け、その間、(中国側に海洋の)データが送られ続けるのを放置するのか」と批判した。
首相は「解決に向けて双方で努力することが重要だとの方針を(中国側と)確認できた。これは大きな取り組みだ」と強調した。泉氏は「どこが大きな取り組みなのか。高市大臣、分かりました?」と語り、「日本が撤去しても違法ではない」との認識を示している高市早苗経済安全保障担当相に水を向けた。
泉氏はさらに、首相が対中外交について「冷静かつ毅然と対応していく」としていることに言及し、「これのどこが毅然なのか」と批判した。
ブイ設置の中国海洋調査船、航路・船速明らかに 「尖閣支配の既成事実化」企図か
2023/9/24 17:00 同
中国が東シナ海の日本のEEZ内に大型のブイを設置した問題で、中国の海洋調査船が中国浙江省寧波市を出航後、約7ノットという遅い速度で航行し、ブイ設置後に2倍以上の速度で引き返していたことが24日、船舶自動識別装置のデータから明らかになった。海上保安庁はこの海洋調査船がブイを運搬し、設置したことを示す有力な証拠とみている。
日中中間線から1キロ内側
海保などによると、ブイは尖閣諸島(沖縄県石垣市)の魚釣島の北西約80キロ、日中中間線の日本側の位置で確認された。政府は外交ルートを通じて中国側に抗議し、即時撤去を求めた。ブイの設置は尖閣周辺の海域で管轄権を既成事実化し、実効支配を演出しようとする狙いもあるとみられ、専門家は中国側の動きを警戒している。
AISを搭載した船舶の運航情報などを提供するマリントラフィックのサイトを基を産経新聞が分析したところ、中国の海洋調査船「向陽紅22」は7月1日午前11時ごろ、寧波市の沖合を出航。時速約7ノットという遅い速度で航行。2日午後5時ごろ、日中中間線から日本側に1キロ程度入った北緯26度4分、東経122度44分の位置でほぼ停止した。