マガジンエロイヒト 世界は騙しと奪い合い2 113米中はお互いの体制を転換させる方向にその長期戦略を変更したので、今の表に見える情報の動きは、あまり真剣に捉えても仕方ない。 つまり、互いに潰しあいの状況に入ったわけで、互いが互いに対してそれぞれの持てるやり方で工作を仕掛けているという事になる。 米国は主に金融と人権、そして中国は米国内部の、かつてソ連がハンドリングしていたアメリカ共産党→ 北米左翼、極左、と言われる連中の多くを強奪して、自らの米国の細胞組織として使っている。
わたしの見え方からすればアンティファシズム、つまり通称アンティファのレン中はもはや中国と北朝鮮の別働隊にしか見えない。 第五列とも言う。 彼らの中から公然と中共に対してのの非難声明が出された事はないからだ。 つまりカネモウケの偽装としてリベラルを使っているだけといういつもの図式がそこにある。
米国がその国力を低下させ、現実の軍事力を維持できないのだから、海外に派兵させている分は、国内の利権関係者がどれだけ抵抗してもそれは時間の問題で撤退する。 だから日本においては朝鮮半島における激変にそなえなければならないのだし( 韓国はもはや当事者ではない) 、そして海外から入ってくるテロ勢力に国内の体制を整理しておかなければならない、どうしても。 これら外から入る勢力と、国内の破壊活動家がどうせ共同歩調を取るのは目に見えているからだ。
壊れていく既存世界の中、その内部を流れるマネーというエネルギーの取り合いから( 本当は他にも精神エネルギー、この場合は人の気持ち、と分かりやすく言う… も取り合いになっている) 、既存国家はエゴ丸出しの動きを加速させている。 中国は自国主導におけるアジア貿易協定のRCEPを、恐らく中国にとってだけ都合のいい設定として押し付けているので、そんなものは誰も容認しない。
今までだったら中国がこれらの関係者に莫大なカネを送り込むことで全体を乗っ取ることが可能だった。 しかし今では彼らにそうした莫大な工作費の捻出が難しくなっているようだ。 その現実状況下で彼らは人民元を電子人民元に変えるのだという。 外国のこれら代理人がそんなものをもらってどんなメリットがあるのか。 ドルに両替を間違いなく拒否されるそれらの通貨をもらってどうするのだという話になる。
米中の貿易協議はどうせまとまらず、米中共に経済が終わっていく。 しかし米国はまだ世界のあらゆる地域からマネーを集めていくのでもう少しはもつだろう。 恐らく先に中国が壊れる。 しかしそれとほぼ連動する形で日本の経済も引きずられてどうせとんでもない事になる。 しかし安心するがいい。
全世界の経済がそうやって連動して壊れていくのだ、これから。 そして世界が壊れながら変わるということの現象化が実際に始まり、貴方はそれを目撃する。
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地球が反転したというのは、大きくは人びとの気持ちの在り方が真逆になったということを意味する。 だから戦後に絶対だと決めつけられていたヒダリ的な側に立っていた人びとはその優位性を失う。 それらの優位性は、右側と決めつけていた人々が、それらの新世代が、自分で自分を縛って制限束縛する事を自分で止めたところから始まった。 この流れは止まらない。 それは単に自我、エゴなるものの吹き出しの開始ともいう。
この左右両極のエゴの形すら、実はこの4回目の既存の現代文明の開始の時に最初の雛形から開始されているものであり、人類がそもそも自分からこうしたものを本当に想起したい、持ちたい、行動したいという所から始まっているものではない。 本来はいらないものなのだ。
これらの人類の思惑とは全く違う目的で与えられたこれらの思考の各種設定が、これから対消滅させられてこの地上から消えていく。 その時に発生するエネルギーで世界構造線の形状を変えるという言い方もあるし、天変地異を起こす動力とするという捉え方でもよい。 この1万2千年前に開始された文明が本当に終わる。
だから今のあなたは、本当の事をいえば、この今の文明が本当に終わるというのなら、それはどの様なシステムの開始実行によっておこるのだろうか、という事の可能性の探索、逆字引から始めなければならない。 時間がないからだ。
ヒダリと呼ばれる領域は戦後、コミンテルンによってその内容を大きく勝手に上書き修正されている。 一番大事な自立が消滅し、尊厳の代わりにエゴが前に立つ醜悪なものに変えられた。 それを捨てよ。
尊厳すら本当は( これは右にも通底するものだが) 人間にとっては本来はいらない。 しかし尊厳なるものの言葉の解釈の理解度の段階において軋轢が必ず生じるので、今のわたしはその部分をあまり触れない。
我々は本当に大きな騙しの領域にいる。 正確に言えばその騙しを自分で造っている。
そこから抜ける時期が来た。 来たのだ。
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米国における大統領選挙戦が始まった。 米国の力をそぎ落としたい大陸勢力はトランプ大統領の再選を阻むために露骨に介入しているようだ。 北朝鮮などはそれを見て自国の核戦力の開発の度合いからも強硬態度を見せる事に方針転換したようだが、それらの火遊びは、彼らの国家への空爆を本当に呼び込む可能性を引き寄せる。
トランプ大統領の強気の背景は経済の堅調さだ。 しかしそれもどこまでもたせられるかは分らない。 米国が最後まで持ちこたえるだろうとは思う。 しかし世界傾向として恐慌に近い流れに入りつつあるのは確かなようなのだ。
既存のマネーを無視して電子通貨電子決済に持ち込むあたりで何だか相当大きな罠が隠れているような気がするのだが、今の人類は後ろに迫ってくる莫大な隠れ債務を何とかすることしか見えていないので、ろくに検証もせずに一気にそこへ行こうとする風に見える。
経済恐慌は必ず冒険主義と軍事活動を現象化する。 今の人類はその手前にいるということの理解を多くの人が持ってほしっかとおもう。