死体を売る男(1945)原作は「ジキル・ハイド」「宝島」が有名なR・L・スティーヴンソンの「死体泥棒」、悪霊に取り憑かれたヴァル(変態←敬意)・リュートン製作 怪奇役者の両雄カーロフとルゴシ(出番は少ないが)そして「ウェストサイド・ストーリー」の巨匠ロバート・ワイズ監督となりゃ見るしかないでしょ。死体、解剖と云った素材は、ともすればグロとなりキワモノ的偏見で見られ、意図が伝わらなくなることを避けてか、間接的にそれを伝える演出は、昨今の「見たいモノ全部見せます」的な表現(否定はしません)と真逆にあり、知性と奥ゆかしさを感じさせます。