フランケンシュタインの館(1944)フランケンシュタインシリーズ6作目。なんとボリス・カーロフ復帰!しかし・・・主演ではありますが、モンスター役ではなく怪物たちを操るマッド・サイエンティスト。そう今度は「怪物たち」の競演ならぬ狂宴?!前作の狼男に加えて、ドラキュラ伯爵も登場します。元祖ドラキュラ俳優ベラ・ルゴシ、ハマー・フィルム・プロのクリストファー・リー、その次に有名なドラキュラ・キャラクターと云えるこの吸血鬼は、ジョン・キャラダインが演じました。映画そのものより、ドラキュラと云えば、シルクハットをかぶった痩身細面の不健康な紳士のイメージ、そう「怪物くん」のアレのイメージの元になったドラキュラがこの作品で初登場します。「悪魔くん」のメフィストのイメージもこれに近いと感じました。ところでこのジョン・キャラダイン氏は、キース・キャラダイン(ナッシュビル、デュエリスト/決闘者)とデビッド・キャラダイン(燃えよカンフー、キル・ビル)のお父さんですな。