吸血鬼蘇るベラ・ルゴシが主演を演じますがドラキュラではないアーマンド・テスラなる吸血鬼です。「魔人ドラキュラ(1931)」の続編として書かれた脚本ですが、ボツになって実際は、「女ドラキュラ(1936)」がユニバーサルの正統な続編となりました。で、このボツ原稿をコロンビアが買い取って製作されたのがこの作品です。だから“ドラキュラ”を標榜していないのですが、「女ドラキュラ」がイマイチだった方は、こっちを「魔人ドラキュラ」の続編としてご覧になっては如何でしょう。「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の吸血鬼集団の首領もアーマンドでしたが、本作へのオマージュでしょうか。原作「夜明けのヴァンパイア」ではアルマンでしたし。