アルゼンチン vs イラン【後半】FIFA ワールドカップ グループリーグ 2014初戦を白星で飾ったアルゼンチン。序盤から圧倒的なポゼッションを披露し、前線の個人技を織り交ぜながら、何度もイランのゴールに迫る。だが、サイドからの組み立てや鋭いセットプレーはシュートまで至るものの、いずれもネットを揺らすことはできない。スコアが動かないまま、前半を折り返す。後半に入っても、堅守速攻に徹するイランを攻めあぐねる展開に。こう着状態が続き、スコアレスドローが現実味を帯びてきた中、試合を決めたのはやはりこの男だった。メッシが左足を振り抜いた瞬間、水色に染まったスタンドは総立ちに。値千金の決勝点を挙げて勝利を手にしたアルゼンチンが、グループステージ突破を果たした。対するイランは惜しくも敗れてしまったが、特に後半は素早いカウンターから幾度もアルゼンチンのゴールを脅かし、世界中へ強烈な印象を残したことは間違いないだろう。