天皇陛下が罪を一身に引き受けてくれたからこそ日が昇る天皇陛下の大晦日から元旦にかけての宮中祭祀。
天皇陛下は、国民の罪を一身に背負い、アマテラスオオミカミさまに、
「民を罰しないでください、罰するならこのわたしを罰してください。」と夜を徹してお祈りされているという。
そして、元日の日が昇るということは神様が民を許してくれたということ。それは同時に民の罪を天皇陛下が引き受けて神様に謝って下さったということ。
罪が払われたことに民は歓び感謝とお礼の祈りをささげる。
初日の出を拝むことには、そんな意味があるという。初日の出を拝むと日本人の心が軽やかなのはこういうことなのかも知れない。
また初日の出だけでなく昔の日本人が朝日が昇ると毎日太陽を拝んでいたのもこうした信仰があるがゆえんのことなのかも知れない。
日々太陽が昇るのは天皇陛下が民の罪を一身に引き受けて祈って下さったおかげで神様が民を許してくれたからだと思う。
当たり前のように明日が自動的に勝手にやってくるとは限らない。明日もまた今までと同様に太陽が昇るとは限らないのだ。
チャンネル桜【日下公人】戦後67年目の日本[桜H24/8/15]より