スペイン帝国の衰退と日本の関係って⁈🌎今につなげる世界史 ~時代を読み解く最強の教養~【世界史】http://blog.livedoor.jp/yusuke1138/
【世界史の窓より】
1492年、イスラームの最後の拠点グラナダを陥落させ、8世紀以来続いたレコンキスタを完成した。
同年、スペインの派遣したコロンブス艦隊が大西洋を横断、西インド諸島に到達した。
またこの年、両王の名で、ユダヤ人の追放令が出されており、スペインにとっての重大な転換点となった年であった。
1494年のトルデシリャス条約により、ポルトガルは東廻り航路でアジアに向かい、スペインは西回り航路の開拓をめざした。
最大の焦点はアメリカ大陸を迂回できる航路の発見であったが、カルロス1世がカール5世として神聖ローマ皇帝となった1519年、彼が派遣したマゼラン船団がマゼラン海峡を発見、太平洋を横断し、フィリピンに到達し、西回りでのアジア到達に成功した。
マゼラン自身は現地で死んだが、部下の艦隊は香料諸島と言われたモルッカ諸島を経て、インド洋を横断、1522年に帰国し、はじめて世界周航を成功させた。
これを契機としてスペインはアメリカ大陸に広大な新領土を持つと共に、アジアとの交易に乗り出し、植民地帝国・海洋帝国として歩み始めた。
アメリカ新大陸には、黄金などの資源が期待されたので、スペインは次々と征服者(コンキスタドール)を派遣し、それに従って多くの入植者が渡っていった。
コルテスはメキシコに遠征してアステカ帝国を滅ぼし、ピサロはアンデス山脈山中のインカ帝国を征服、その結果、アメリカ大陸はブラジルを除き、ほぼスペイン領となった。
こうして、大航海時代のスペインは、貿易港セビリアに新大陸からの銀がもたらされ、空前の繁栄の時代を迎える。
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