ブラジル vs チリ【3】2014 FIFA WORLD CUP BRAZIL 決勝リーグ ラウンド16序盤からボールホルダーへの激しいチェックが繰り広げられるなど、白熱した展開となる。その中で主導権を握ったのはブラジル。ネイマールがスピーディーなプレーを見せてペナルティエリア内に進入し、チャンスを創出していく。そんな中、前半18分にセットプレーから先制に成功した。その後も、ペースを落とさずに攻撃を仕掛けたが、同32分にミスからボールを奪われ、サンチェスにゴールを献上。同点で前半を折り返す。後半に入ると、連戦と前半のハイペースが影響したのか足が止まり始め、攻撃陣にパスを供給してもつながらないなど、オフェンスが停滞。チリに押し込まれる時間が長くなり、自陣深くまで進入を許す場面が増えてしまう。ただ、劣勢下にあって光ったのは体を張った守備。延長戦の30分間を戦い抜いても決着をつけられなかったものの、守備面では「本領」が発揮されていた。そして、緊張感の漂うPK戦を制したのはブラジル。ジュリオセーザルの活躍や、ネイマールの冷静なシュートなどで勝利を収め、準々決勝へ進出した。