たかじんNOマネー2011.9.10今回のテーマは「宇宙マネー」。2003年に日本から打ち上げられ、2010年に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。小惑星イトカワの物質を持ち帰るサンプルリターンを実現するため、地球から約3億km離れたイトカワへ約7年間かけて往復した。イトカワの物質を採取することには成功したものの、一時は行方不明になるなど、数々の困難を乗り越えて帰ってきたその姿に、日本中が感動し沸き立った。その盛り上がりは、「はやぶさ」をテーマにした映画がこの10月から3本も公開されるほどのフィーバーぶり。そこで今回のゲストは、JAXA教授で、はやぶさプロジェクトマネージャーでもある川口淳一郎氏。「はやぶさ」の開発秘話や知られざる宇宙開発の現状を語ってもらう。「はやぶさ」の7年間に及ぶ旅をダイジェストで紹介。けなげにミッションを遂行する姿や、瀕死の状態で苦難を乗り越える姿、そして最後は大気圏で燃え尽きてしまった「はやぶさ」に、眞鍋は思わず涙…。実は「はやぶさ」が、小惑星からのサンプルリターンを成功させたことだけでなく、小惑星への着陸と離陸を成し遂げたのも世界初。日本の高い技術力に世界中が驚き、注目を集めた。だが、このプロジェクトを進める前、川口氏が小惑星のサンプルリターンを宣言したところ、NASAのスタッフからバカにされ、鼻で笑われたのだという。「はやぶさ」のエピソードや、川口氏の説明を聞いているうちに、「ちょっとずつ宇宙が好きになってきた」とたかじん。2011年9月10日放送。