FC2Video

戦場の兵士を襲う「殺される恐怖」と「人を殺す恐怖」。極限状況における人間心理を、国家はあらゆる角度から研究し、人間を戦闘マシンに近づける方法を模索してきた。第一次世界大戦では、精神に障害を負う兵士が続出し、医師たちは電気ショックなどで戦場に送り返す「実験」を行った。第二次大戦で「敵に発砲できない兵士」が条件反射的に発砲できる教育を施した。しかしベトナム戦争では、日常生活に復帰できないPTSD患者が大量発生した。兵士を戦場で戦わせるために、人類は何をしてきたのか、その悲劇を描く。