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戦時中強制労働を強いられた元豪州兵士への公式謝罪・日豪親善促進の為に、前原誠司元外務大臣が取った行動。言葉の壁を乗り越えて、憎しみと反感に満ち満ちた元オーストラリアの捕虜に対して、誠実に謝罪し、思いやりの心で接して彼らの冷たく閉ざされた心を解きほぐしていった前原代議士の心温まる実話である。日本のマスコミの何処もこの事を取り上げていない七不思議を問う！偏ったマスコミに注意をしよう。
　この歴史的背景をここで述べておくと、第二次世界大戦直前から日本軍首脳部の劣化(東条英機達の台頭)が始まり、それまで批准していたジュネーブ協定（捕虜の手厚い保護）を破棄した。その為、戦地のあちこちで、捕虜虐待を重ねて言った。特にサンダカンでの2500人の捕虜全員虐殺事件（逃亡した6人のみが生還）がその冴えたる例であろう。日本の捕虜になったオーストラリア兵二万二千人中七千人以上が拘留中に亡くなっている。生き残った兵士の心の中には、日本に対する激しい憎しみと反感しか残っていない。