🔴秘密結社30 国民はイルミに煽られ「圧政者」を倒すも新支配者が登場して,ようやく真の圧政者を悟る【要約】
・圧制を攻撃するフリーメーソン・イルミナティこそが圧制の一番苛烈な実行者である。
・国民は圧制者を倒せと騙され,義憤に駆られて革命にいそしむが,革命後 真の圧制者(イルミナティ)が登場して,ようやく圧制と自由の本当の意味を知る。
・自由のラッパを吹く者は,自由を施してくれる者ではない。@
・フリーメーソンの教えによれば,他人を欺くためには,自家撞着の言葉を言っても,自分の真意というものをどのように隠匿しても,またどのような仮面をかぶっても構わない。100の嘘をついてもよい,すべてが偽りだらけであってもよいが,とにかく世の中の人を欺くことに巧みであれ,と教えている。
「どんな敵であっても,破壊しろ。虚言と誹謗中傷の力をもって,権力者を倒せ。」
「嘘を吐くときは,悪魔のように 上達しておく必要がある。臆病になってはいけない。ただ一時のためだけに嘘をついてはいけない。勇敢に,そして常に嘘をつき続けろ。」と。
つまり,嘘をつき続ければ,最終的に どんなことでもなし遂げられるだろう,というのだ。@
・フリーメーソンは結論を隠して(原理)原論だけを蒔く。@
だから,知識もなく,忙しく日々の生活に追われる国民は簡単に騙されてしまう。
国民はその原理・原論が10年後にどうなっているかは想像だにできない。フリーメーソンはこれを利用する。@
・フリーメーソンが発行させる書籍は,概ね正しい内容のものにする場合でも,少しだけ間違った考えを巧みに混入させる。このやり方でもって,あるいは 絶対主義体制の頑固さ加減を攻撃し,あるいは 大海はありとあらゆる河川の水を受け入れるという寛容さを賞賛し,あるいは いかなる言論の自由をも放任・尊重し,あるいは 風紀の緩みを殊更に知らせ拡散したり,あるいは,男女の自由交際を助長したりする。
・フリーメーソンの息の掛かった書籍では,ストレートに極端な議論をしないで,文学的趣味や社交的な技芸を利用して,徐々に人々の判断をねじ曲げ,良心を弱め,道徳の標準を引き下げ,知らず識らずのうちに 社会の公共道徳を頽廃させようとする。@
・ワイズハウプト曰く,「我々フリーメーソンの主義思想を 流行の寵児たらしめ,青年文筆家をして民間に流布させ,人々をして 知らず識らずのうちに 我々フリーメーソンの利益を得させるように仕向けなければならない。」と。
・フリーメーソンの力をもってすれば,価値のかけらもない,とある一人の一書物を世界中に広め,全世界からの名声を得させることは,本書が書かれた1900年当時でさえ 1か月もあれば十分である。
・なお,その逆もまた真である。物理学者,化学者,地理学者,及びその他の科学者を含め,どんなに価値ある書物でも,フリーメーソンの思想に反するものであれば,まるで申し合わせたかのように黙殺されて,決して日の目を見ない。
・フリーメーソンと交われば,若い学者もたちまち大教授になれる。フリーメーソンは,そうして仕立て上げた教授の持つ 青年子弟に対する影響力や人事権を活用して,ますます社会に権勢を拡張することを目ざす。@
・秘密結社のグランドマスターは,フリーメーソンの教えが民間に浸透していくことを観察しつつ,旧来の主義が未だ勢力を持っているところ,旧社会のために未だ道が残されているようなところを調査してマークする。彼はフリーメーソン党員を軍隊のように扱い,大群の彼らを意のままに出没させる権限を有する。このように,衆多の団体を指揮して,世界革命という大業をまっとうする。
・グランドマスターは,誰も知らない奥殿から前記軍隊を指揮し,これを世界の果てまで到達させることができる。しかもそれでいて,前記軍隊・フリーメーソンの下位党員は,その司令官が何処にいるのかを知らない。@
・秘密結社は,巧みに社会の裏に潜伏しつつ,策略によって,人々が知らないうちに その権勢を世界中に伸張させた。秘密結社は,社会の恐怖そのものである。#