ガザ 2009.1.11-13冒頭の爆弾はバンカーバスターだ。
醜いキノコ雲だ。
イスラエル政府は、
「我々はテロリストであるハマスと違って一般市民を攻撃対象にしていない」
「しかし一般市民に被害が出ていることは遺憾である」
いつもいつも全く同じことを繰り返し仰る。
しかし前線の兵士は正直だ。
「自分の部隊を守るか市民の巻き添えを避けるかの選択となれば
自分を守る方を選ばざるをえません」
友軍を支援する為には一般市民を殺傷すると正直に述べている。
そもそも自分達は一体“どこ”に居るのか。
境界線を越境し、他国に侵攻している軍隊だ。
つまり侵略軍だ。
その上で他国に侵略した軍隊に反撃してくるレジスタンスも、
一般市民も諸共に区別なく殺傷しても構わないという訳だ。
連日空からビラを巻き、一般市民に避難するよう訴えている。
イスラエルは何て人道に配慮しているんだろうという訳だ。
しかし、一体どこに避難しろというのか。
ガザを完全にゲットーとして封鎖している。
一般市民をイスラエルに避難させないのか。
そうすれば戦闘員と戦闘員とのフツーの戦争にはなる。
そうすればイスラエルの望み通り
「ハマスが一般市民を人間の盾に」できなくなるではないか。
戦闘が近づいてくれば、武器を持たない一般市民は
できるだけ戦場から逃げ出すのがフツーの戦争だ。
しかしイスラエルにより完全にゲットーとされている
ガザ市民に逃げ場所などない。
世界有数の人口密集地であるガザからどこへも逃げ出せないようにしておいて、
一体どこに逃げろというのだろう。
しかも、避難先の学校まで攻撃した。
救急車も、国連車両も、病院も、医療関係者も、攻撃した。
まさにやりたい放題だ。