対空自走砲ゲパルト ~ ウクライナ戦争で大活躍なのはレーダーに秘密があった! Kゲパルトがウクライナ戦争で大活躍しているのはレーダーに秘密があった!
(途中の画像はAIによるもの)
ゲパルト(Gepard; ドイツ語でチーター)は、西ドイツが開発・製造した自走式対空砲。「対空戦車」を意味するFlakpanzerと表記される。
概要[編集]
西ドイツが使用していたアメリカ製のM42ダスター自走高射機関砲の後継車として1965年に開発が開始され、1973年より西ドイツ陸軍(現:ドイツ連邦陸軍)に配備が開始された。西ドイツに約400両が配備された他、オランダ、ベルギーにも輸出された。オランダ型は当初「チーター」という名称だったが、後に「シーザー」に変更された。
レオパルト1主力戦車の車台に、スイスのエリコン社製35mm対空機関砲KDA1基、発煙弾発射機4基を左右側面にそれぞれ装備した砲塔を搭載している。砲塔後上方にレーザー測距機付きKuバンド捜索レーダー(距離15km)と砲塔前面にSバンドの追尾レーダー(距離15km)を持ち、追尾レーダーで1目標を追尾し捜索レーダーで他目標の捜索も可能となっている。射撃管制装置は初期はアナログ式コンピュータだったが、近代化改修によりデジタル式コンピュータへ変更するなど、高精度な対空射撃が可能となっている。
全長7.68m全幅3.71m全高3.29m(レーダー格納時)重量47.5t乗員数3名装甲・武装主武装90口径35mm対空機関砲KDA×2副武装FIM-92 スティンガー対空ミサイル機動力速度65km/hエンジンMTU MB838CaM-500
4ストロークV型10気筒多燃料液冷スーパーチャージド・ディーゼル
830hp/2,200rpm行動距離550km
(話題)ウクライナ 黒海でロシア大型揚陸艦を撃沈と発表
ウクライナ国防省情報総局は14日、クリミアの沖合でロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」に対し、複数の無人艇を使った攻撃を行い、沈没させたと発表しました。
国防省情報総局が公開した無人艇から撮影されたとみられる映像には、海上の艦艇に向かって蛇行しながら接近する様子や、爆発が起きて煙が上がり、船体に穴が開いている様子がうつっています。
ウクライナ側はクリミアに拠点を置くロシア黒海艦隊への攻撃を続け、圧力を強めていて、去年12月、今回と同型の大型揚陸艦をミサイルで破壊したほか、ことし2月1日にはミサイル艇を無人艇の攻撃で撃沈したと発表しています。
一方、ロシア国防省は14日、「ウクライナによる飛行機型の無人機を使った攻撃を阻止した」と発表し、黒海上空で6機を迎撃したとしていますが、無人艇による攻撃について公式な声明は出していません。