観測者の伝達 91 だって米国が中国との海底ケーブル止めるそうだから今日31日の時点で、何故か不思議なことに一部暴徒化したデモ隊関係者とやらが、香港の公共施設各種に火炎瓶を投げたとやらで、催涙ガスと放水が採用されている。 放水においては相当のもので人間が簡単に吹き飛ばされる水圧のものを使っているから、場合によっては骨折する。
これら極端な暴徒化とでもいえる動きと、人民解放軍の香港内部部隊の入れ替えとやらの動きがまるっきり連動しているのが分かりやすい。 そして中国発表の数字は8000~1万人と、いかにも制服を脱いで、私服に着替えた軍人達がデモ隊の中に沢山入り込んでいますよ、というふうなものになっている。
しかしやるならとっくに天安門事件の様な極端な鎮圧はやっている。 恐らくは居一帯一路サミットが開かれる11日までにはこれらデモを解散させたかったのだろうが、それが出来ないのであれば、だらだらとガス抜きの様相をさせながら引き伸ばし、そうだなあ、やるんだったら11日以降かなあ、というのが今のわたしの見え方。 ただ現場での偶発的事態からの武力介入の線はもちろんある。
大きな動きはどうせ香港の機能を全て深センに強奪することであろうから、事態をその線で全体を観察すれば、これからの動きが見えやすいのではないかという。
共産党内部での、習近平降ろしの動きが隠れてあるのなら、それらの策動がこれらの香港事情を大きく変えて行く可能性があり、それも考慮しておくべきだろう。
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9月1日づけで米国が中国に対して制裁関税を強め、貿易の実態としては1930年代の頃に戻った。 そして中国も即日、米国から輸入している原油などを含める各種に10~15%の報復関税を開始した。
彼らは時間稼ぎ戦術がもう通用しないなと見きって米国に対して消耗戦を挑んできた。 確かに米国も全てにおいて堅調だとは言い難い。 しかし、特に日本のメディアは一切伝えないが、それどころか、まだ中国は伸びるからもっと投資しろという記事ばかり増えているが、今の中国の実態経済の落ち込みはすごいものだ。
だから今年から来年にかけて米中の衝突におけるすりつぶしが続くのだけれど、それらの前哨戦として、それぞれの属国地域における経済戦争の戦端が開かれる。 それはもう一部開いているが、これから更に拡大する。 日韓における動きは今起きているものだが、わたしは下半期においては、台湾と中国との取り合いとでも言える動きが強まるのではないかと捉えている。
それらの動きの変転のキーポイントは、やっぱり今の香港に対しての中国がどう動いていくかにもよる。 香港が機能していないので、中国は( 中共は) 、この西側に開けられた穴を通じてのカネの注入を得られていない。 そして台湾における、一見西側の企業のふりをしているホンファイ、今のシャープを乗っ取ったあれらの企業からも資金の移動が出来ていない。
だから香港での動きがそのまま、中国本体と、中国本体で製造して外側世界にものを売っていた全ての企業に跳ね返る流れに入っている。 そして香港が中国の思惑通りに服従する、隷属するという方向にはどうも進みそうにない。 何処かで割れる。 その割れ方が中国の強制介入によるものか、米国を筆頭とする西側世界の介入によるものかはわからないけれど、以前の、反転する前の香港の形には二度と戻らないだろうなあという強い確信がわたしの中にある。
世界は壊れながら変わる。 変われたら御の字で、壊れるだけで終わる可能性もある。 そういう事をアタマにチラリと入れておいて、今の公開情報を追跡していってほしい。
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9月から一か月おきに世界が墜落していく。 その様な前提でわたしは世界を見る。 まだ俎上にはあがっていないが、10-11月のラインには恐らく英国の合意なき離脱が開始される。 中国の経済の壊れは予想を超えてひどいものになる。 しかし中国に関しては彼らは本当に毛沢東の時代の中国に戻るようだからそれでいいのだろう。
問題はこの中国の中で何かを作っていた企業が地獄に入るということだ。 それらの企業の資金繰りが一気におかしなものになっていく。 日本国内でも大量の解雇の兆しが見え始めるのではないかと思う。 世界の人々は一旦は製造工場を国内に戻すという流れにはいる。 本当は南米開発に円滑に進めたかったのだろうが、現実はこんなものだ。
中国の属国の韓国が、独裁共産国家になっていく。 しかしそれは北朝鮮とは相当違ったものになりそうだ。 よりひどい独裁、つまり、私有財産の所有を認めないという究極の共産国家になっていく可能性、今のムンジェインの脳の中はどうやら本当にそうした狂気が詰まっている、それが明らかにされてきている。
共産国家は、独裁国家は騙して奪うことしかしない。 今もそうだが、よりひどくなる。 そうした事における日本人の我々はまだ意識の転換が出来ていない。 それを急いでほしいかと思う。