ローマ軍の物語 劇場版 嘘予告時は紀元2世紀初頭、その最盛期を迎えたローマ帝国。
平和と安寧を享受する市民達は市場に満ちる品々や
様々な娯楽を味わい、まさに黄金時代とも言うべき繁栄を謳歌していた。
しかし、その恵みは万人に行き渡ることなく、
貧富と階級の差は厳然と存在し、
平和もまた無償の恵みではなかった。
ダキア、パルティア、アルメニア、ユダヤ、
帝国北辺と東方には依然として紛争の火種が燻り、
ローマの軍団は休む事無く国境に目を光らせていた。
紀元103年、偉大なる皇帝、トラヤヌス帝治世のローマは
新たなる戦いに向けてその備えを進め、兵士を募っていた。
これは首都ローマに生まれた平民の子、
クァルトゥス・アンニウス・コルウスとその仲間、その宿敵、
そして彼らの生きた時代と世界についての物語である。
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pixivで2年ほど前からずるずると描いたり書いたりしております
ローマ軍の物語、2世紀頃の古代ローマ軍(第Ⅵ軍団Ferrata)に志願した若者を中心にした物語の嘘予告です。