ブッシュよ、イラクの人々の怒りを思い知れ:記者会見会場で記者がブッシュに靴を投げつけるブッシュよ、イラクの人々の怒りを思い知れ:記者会見会場で記者がブッシュに靴を投げつける
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人口約2500万人のイラク
『治安は改善された』と言われる中で、
国内外避難民はいまだに500万人前後なのは何ら変わらない。
5人に1人、5軒に1軒の家族が住み慣れた家を泣く泣く離れ、
国内外をいまだにさまよっている。
イラクを完全な破綻国家に陥れた最大の責任はブッシュ政権にある。
独裁者フセインを擁護するつもりなど毛頭ないが、
そんな独裁者フセイン時代の方がまだましだったというイラク人は多い。
2006年、2007年のバグダッドには、
毎朝、毎朝、数十人もの遺体が通りに転がっていた。
フセイン時代にはそんな光景はなかったのだから、ブッシュ政権の罪は重い。
『増派によりイラクの治安は改善された』などというプロパガンダより先に、
イラクの人々に謝罪し、補償することの方が先決だ。
だが、そんなことは決してしないだろう。
体裁を保つことはできるかもしれないが、
『名を捨てて実をとる』のではなく、『実を失っている』
つまり、最早、米一超帝国は既に崩壊した。
その最大の根拠はイラク戦争における破綻であり、
そういう意味では、米一超帝国を没落させたのは、
イラクの人々の抵抗だ。
そういう意味では、既にブッシュは、『思い知らされている』
イラクの人々を地獄に陥れた罪の報いは、既に受けている。
因果応報だ。
しかしイラクの人々の苦しみはなくなってはいない。
米軍撤退につれて、イラクが凄惨な内戦に陥らないように、
細心の注意が払われなければならない。